エアコンクリーナーを使用した正しい清掃方法

エアコンクリーナーを使用した正しい清掃方法

エアコンクリーナーは正しく使用しないと、カビの発生や発火の危険があるため注意が必要です。

エアコンクリーナーの選び方

・香りで選ぶ

エアコンから排出された空気は部屋中を循環します。
エアコン洗浄スプレーは様々な香りがついていますので、香りが嫌な方は無香料タイプを選びましょう。

・使用することができる場所で選ぶ

エアコンの内部は精密な機械となっており、どのスプレーも同じように使用することができるというわけではありません。
故障の原因にもありますので、使用する場所を確認して正しいエアコン洗浄スプレーの使い方を徹底しましょう。

エアコンクリーナーを使用した正しい清掃方法

・フィルタークリーナー

エアコンを掃除する際、最もポピュラーな箇所がフィルターです。
定期的に掃除機で吸ったり水洗いされたりしている方も多いと思いますが、よりしっかりとするために、フィルター用のスプレーが販売されています。
フィルターを取り外して20cm位離れた所からフィルタークリーナーを吹き付けます。
泡が消えたら水で洗い流し、フィルターを乾燥させて元に戻します。

・フィンクリーナー

エアコンクリーナーのほとんどがこのフィン用のもので、市販されているもののおよそ8割がフィン用とも言われています。
フィンとはフィルターの奥にある冷却装置のことで、フィンを清潔にすることによりエアコンの機能を回復することができます。
カバーを外してエアコンのフィルターを外し、フィンのホコリを掃除機で取り、フィンにフィンクリーナーを上下に動かしながら全体に吹き付けていきます。
あまり遠くから吹き付けると洗剤が奥まで届かないため、5cm位の距離から吹き付けましょう。
吹き付けた後は10分ほど放置し、濡れた内部を乾燥させます。
最後に、フィルターを元に戻してカバーを取り付けましょう。

・ファンクリーナー

ファンはフィンによって冷却された空気を送り出す部分で、フィルターやフィンに比べてとてもカビが発生しやすく直接的なカビ臭さの原因とも言われています。
最初に養生を行います。45リットルサイズのゴミ袋と養生テープを用意、ゴミ袋を開きエアコンに巻き付けて排出された汚水が溜まるようにし、溜まる部分の底に穴を開けてバケツなどを置いておきましょう。
ファンクリーナー吹き出し口からファンに吹き付て送風口に手を入れてファンを5～6回くらい回し、、ファンを回転させて20分～30分ほど待ちます。
洗剤を流すためのスプレーがあれば、それを使用して洗剤を流します。
専用のスプレーがない場合やスプレーが足りなかった場合は、たっぷりの水で流します。

エアコンクリーニングを頼まなくても自分でできるんじゃないの？と思われている方も多いと思いますが、難しいですね…
クリーニングスプレーも市販されていますが、間違った使い方は故障の原因にもなります。
クリーニングスプレーは水で洗い流さないため、ドレンパンと呼ばれるエアコン内部に溜まった水を外に流す部分の穴に固まったホコリが詰まると水漏れの原因にもなります。
また、ファンの部分に付いている汚れをブラシなどでかき出してもホコリやカビの除去が不十分な場合、電源を入れる度にホコリやカビなどが部屋の中に舞うことがあります。