エアコンクリーニングマイスターからのアドバイス
エアコンクリーニングマイスターとは、日本環境支援協会から認定された資格の一つです。
昨今ではハウスクリーニングを専門に行う業者が増え、自分では普段掃除ができない箇所や手の届きにくいところなど、ハウスクリーニングの需要はますます増えております。
その背景にはアトピーやアレルギーなどの原因のひとつになるハウスダスト※に敏感になり、掃除に対する国民の意識が高まっていると挙げられます。
ハウスクリーニングの特殊性や専門的な知識を必要とすることから、エアコンクリーニングマイスターという資格ができました。
言わば、エアコンクリーニングマイスターという資格を持った人はお掃除のプロフェショナルと言えるでしょう。
そこで、弊社のエアコンクリーニングマイスターの資格を持ったスタッフから、皆さんの暮らしに役立つ情報をいくつかご紹介しようと思います。
※ハウスダストや埃・カビなどは身体に様々な病気の原因になることが科学的に実証されています。
エアコンクリーニングは必要なの?
はい、必要です。
エアコンのクリーニングを怠っていると、内部にホコリやカビ・微生物が繁殖することがあります。
エアコンの送風と一緒に体内にそれらの細菌を吸い込んで、悪影響を与える原因にもなります。
また、ホコリやカビが発生している状態でエアコンの作動を続けると、エアコンの効きが悪くなり、電気代も上がり、エアコンの寿命も短くなります。
定期的にお客様ご自身がお掃除されていても、お客様ご自身で行えるエアコンのお掃除はあくまで表面のみです。
エアコンにはフィルターや熱交換器など様々な部品が存在します。
お客様自身がフィルターなどを定期的にお掃除していても、小さなホコリやカビはフィルターを通過し熱交換機のアルミフィンやシロッコファンに付着します。
定期的にフィルターをお掃除していても2〜3年に1度は専門のエアコンクリーニングを実施されることが必要です。
市販のエアコン洗浄スプレーではダメなの?
市販のエアコン洗浄スプレーでも表面的にはきれいになります。
しかし、その洗浄した汚水や固形汚れはどうなるでしょう。
熱交換器の下にある水受け部分や排水ホースに残ってしまいます。
残った汚水や固形汚れが原因で悪臭になったり、最悪エアコンの故障に繋がったりします。
エアコンの構造を理解した上でエアコンを洗浄することをおすすめします。
エアコンクリーニングの料金は?
エアコンクリーニングの料金はエアコンのタイプによって異なります。
一般ご家庭の壁掛けタイプのエアコンは、平均10,000円前後、お掃除機能付きのエアコンは15,000円〜20,000円と言われております。
天井埋め込み式タイプの平均料金は25,000円〜30,000円と言われております。
お掃除機能付きエアコンと同様に分解や洗浄に手間がかかるため、一般的な壁掛けタイプのエアコンより高めに設定しております。
ただし、エアコンの使用頻度の高い直前の時期は高く、それ以外の時期は少し安めに設定している業者もあります。
当社の各タイプの料金に関しては、こちらをご確認ください。
お掃除機能付きのエアコンが通常のエアコンよりクリーニング代が高くなってますが、なんで?
お掃除機能付きのエアコンは、自動的にフィルターに付着したホコリを取り除くお掃除ロボットが装着してあります。
エアコンクリーニングの際には、このお掃除ロボットを取り外し、高圧洗浄する必要があります。
メーカーや機種・年式によって違いは出てきますが、その脱着に時間と技術を要するために、通常のエアコンに比べ、高めに設定しております。
自分でクリーニングする方法はないの?
お客様ご自身でお掃除する簡易的な方法をお知らせします。
①フィルターを外す前に、フィルター部分やパネル部分に付着したホコリを掃除機で吸い込みましょう。
②フィルターは破損する怒れがありますので、丁寧にゆっくり外しましょう。
③外したフィルターは外側にホコリが付着しているので、掃除機で吸い込みましょう。(月に1度は水洗いし、日陰干しをし、洗剤を使用する際は台所の中性洗剤を使用し、水で薄めた洗剤を使用します)
④吹き出し口のルーバーを手で回してタオルに中性洗剤を薄めた洗浄液を染み込ませ指に巻いて中を拭き、次に水拭きで仕上げます。(吹き出し口とルーバーの掃除は、電源をオフにしてコンセントを抜いて行いましょう。)
⑤コンセントを差し入れ、最後に送風運転を行い、完全に乾燥させて終了です。
エアコンを運転するとうるさい音がするのですが、エアコンクリーニングで解決しますか?
色々な原因が考えられますので、一概にエアコンクリーニングをすると解決できるとは限りません。
まず、経年劣化によって騒音の原因になっていることが考えられますので、メーカー・型式・年式を調べましょう。
次に、エアコン内部に汚れが蓄積して機能が正常に動かないため、騒音になっていることが考えられます。
その場合にはエアコンクリーニングをすることによって、騒音は軽減できますので、エアコンクリーニングを実施することをおすすめします。