エアコン清掃方法

エアコン清掃方法

吹き出し口はご自身の掃除できれいにすることができますが、カビが一番付いている箇所は表から見えにくいエアコン内部です。
細かな凹凸がたくさんあり、手の届かないところにカビがびっしり生えている場合もあります。
ファンのカビやホコリを全部取るには、安全に分解した後に業務用の高圧洗浄などが必要です。
個人では手がつけられないエアコン内部のお掃除は、掃除のプロ（専門業者）に任せましょう。
専門の知識を持ったスタッフがエアコンの分解や洗浄、抗菌・防カビ処理まで、一つ一つの行程をプロがきめ細かく実施してもらうことができます。
エアコン業者の掃除方法は各業者で細かい違いはありますが、大体は同じです。

エアコンクリーニング清掃作業

・簡易点検

最初にエアコンが正常に稼働しているかをチェックを行います。
送風口の開閉に異常がないか、風向や風量が正しく調節できるか、排水が正しく行われているか、自動クリーナーの可動領域は適正かなど。
異常が発見された場合は内容を伝え、修理などの提案を行います。

・エアコンのパネル等の部品を分解

外せるパーツは工具を利用してすべて分解します。
最新の分解が難しい機種でも、社内研修やメーカー研修を受けたスタッフが1つ1つ丁寧に分解します。
しかし、設置環境や構造的に分解が困難な機種もあります。

・ホコリの除去

エアコンにたまったホコリを除去します。

・養生

汚れや洗浄水が飛び散らないように養生を行います。 エアコン本体にカバーをかけ、周囲の壁や家具にも万一の状況を考えて丁寧にシートで保護します。

・パーツ洗浄

外したカバーやフィルターなどのパーツもホコリやカビで汚れています。 カバーはプラスチック製品のため経年劣化等での破損に細心の注意を払い、専用洗剤で汚れを浮き上がらせた後にブラシで徹底的に洗浄を行います。

・専用洗剤噴霧

カビや花粉、微生物などに対し、専用洗剤を噴霧器で吹き付けて汚れがとれやすいように浮き上がらせます。汚れを浮き上がらせて取れやすくすることがプロの掃除の秘訣です。

・内部高圧洗浄

浮き上がらせた汚れを高圧洗浄機の水圧で一気に洗い流します。汚れの付着具合に応じて水圧等を加減して高圧洗浄し、内部を丸洗いします。

・排水ホースの掃除

エアコンクリーニングでは普段結露した水を流す排水用のホースを通してホコリを流すため、通り道が詰まってしまう場合があります。 エアコン洗浄が終わった後は排水ホースの掃除を行い、詰まりがないかを確認します。

エアコンクリーニング仕上げ作業

・乾燥

洗浄後は目に見える汚れを拭き取り、乾燥させます。暖房では30分から1時間、送風では1時間程度かけ水分を飛ばしていきます。

・防カビ・抗菌コート

熱交換器やフィルターなど一つ一つに防カビ剤や抗菌コートを塗布し、カビが生えにくくなる状態に仕上げます。

・動作確認

清掃後はエアコンの動作に異常がないか、しっかりと確認して作業完了です。

イヤな臭いがする、運転音がうるさくなった、効きが悪い、電気代が高くなった、エアコンの下にホコリが落ちてる、エアコンを付けたら咳やクシャミがでる。
このような症状を感じたらエアコンクリーニングのサインです。